スーパーでは1年中手に入るピーマンだが、露地物が出回るのは6月から9月。目や肌のケアに必要なビタミンA・C・Eが豊富に含まれるため、紫外線が強くなる夏は積極的に取り入れたい。加熱することでカロテンの吸収率が高まり、苦みがやわらぐのも大きなポイント。

バーベキューにも欠かせない食材だが、うっかり焼き過ぎて、黒く焦がしたり食感をそこねてしまった経験があるのでは? 焦がさないための工夫は、へたの部分を切り落とした袋状のまま種をのぞいて、空洞の状態で網焼きすること。パリッとした食感のままほどよく水分が保持されておいしく焼ける。種を除いた袋状のピーマンに、フィレアンチョビと溶けるタイプのチーズを詰めて焼けば、お酒のおつまみができあがる。チーズは、アンチョビの風味をマイルドにしてくれるモッツァレラがおすすめ。