インドでみた、これからのものづくりの形とは
アーメダバードから西に車で約7時間、〈HaaT〉のもうひとつの拠点であるBhujodi村へ。厳しい砂漠の地で受け継がれる職人たちの仕事をみた
どんなに美しいものでも、ただ鑑賞するものになれば輝きを失ってしまう。そう語るのは長年ISSEY MIYAKEと服づくりをしているアシャ・サラバイさん。ル・コルビュジエの設計で知られる「サラバイ邸」で、彼女が考える伝統技術のあり方について話を聞いた。
ルーペを使いたくなるほどの緻密なパターンや、一針一針刺していく刺繍。アーメダバードの工房を訪れ、脈々と受け継がれる職人の技をみた。
〈HaaT〉は、今なぜ手仕事を選ぶのか。そしてこの時代に「手」で作ることはどういう意味を持つのだろうか。生きた手仕事が現在も残るインドで、その答えを探した。