絶世の美女として知られる楊貴妃が好んで食べていたという「ライチ」。美に欠かせない栄養が、小さな果実にギュッと閉じ込められている。透明感ある陶器肌に導くビタミンCをはじめ、シミの生成に関わるシロチナーゼの働きをブロック。また貧血防止に効果的な葉酸も豊富なので、妊娠中の女性はなおさら積極的に摂りたいフルーツ。

日持ちのしないライチは、日本で出回るものの大半が冷凍された海外産のもの。フレッシュなものが出回るのは短期間なので、店頭で見つけたらぜひ手に入れよう。すぐに冷蔵庫の野菜室で保管し、購入して5日以内に食べきるのがおすすめ。

そのままいただくのはもちろん、つるんと喉越しのいい冷たいスイーツに混ぜると相性抜群。ライチがごろっと入ったティーゼリーは暑い季節のおやつにぴったり。薄く煮出したジャスミンティーかほうじ茶に水でふやかしたゼラチンと少量の砂糖をまぜたら、皮をむいたライチの果肉もあわせて冷蔵庫へ。完全に冷え固まるまでに、何度かかきまぜてクラッシュ状にすると喉越しよく仕上がる。また同様にして、杏仁豆腐やミルクのブランマンジェに混ぜ込んでも美味。