“富山湾の宝石”と呼ばれる「白エビ」の漁期は4月から11月頃までだが、4月から7月頃までが最盛期となる。他のえびとは違って皮がやわらかいので、生でまるごといただける。とろっとした舌ざわりと上品なコクのある甘みがあり、漁場は現在国内では富山湾にしかなく、たいへん希少な海の幸だ。

足が早く鮮度が落ちやすいため、穫れたてのフレッシュな白エビは富山県内でしか楽しめない。今の時期に富山県を旅する予定があれば、現地で生の白エビを堪能したい。

ごくまれにむき身の生で流通することもあるので、店頭で見つけたら、さくっと香ばしいフリットにして味わってはいかがだろう。天ぷら衣を薄めにまぶしたら、一匹ずつ揚げて、塩だけでシンプルにいただくのが美味。