夏から秋にかけて、日本ではいろんな品種のぶどうが収穫されている。知っての通り、ぶどうはワインの原料。フレッシュなスパーリングに始まり、甘くキレのある白ワイン、熟成に向く赤ワインなどを食事とともに味わいたい。8月から11月にかけての時期は、日本のワイナリーにとっては一年でもっとも忙しいシーズン。新酒ではボジョレー・ヌーヴォーが有名だが、近年「日本ワイン」ブームもあって、いろんな種類が手に入るようになってきた。

ちなみに日本ワインと国産ワインは、似ているがまた別物。日本ワインとは国産のぶどうのみを原料とし国内で醸造されたもの。一方、国産ワインは国内醸造は同じだが、海外のぶどう果汁を使用しているものも。純日本にこだわる人は覚えておこう。

日本生まれのワインは和食にも合うのが大きな魅力。白ワインが手に入ったら、すぐに作れる簡単つまみを。タコのぶつ切りとアボカドの角切りに醤油・オリーブオイル・レモン汁・練り山葵を混ぜたもので和えるだけ。好みでパクチーをのせてもよし。また赤ワインは筑前煮やブリの照り焼きなど、甘辛い煮炊きものと相性抜群だ。