今日は土用の丑の日。ふと“鰻”がよぎった人もいるはずだが、今年はあえてどじょうを楽しんでみてはいかがだろう。丑の日と鰻が結びつけられる理由としては、“う”の付くものを食べるべしという説や、黒い色素の食べ物を食べれば酷暑に負けないという説などさまざま。ただこれらの点において、どじょうは夏の土用にぴったりだ。

鰻に劣らず、どじょうも実に栄養豊富。70gほどのものをまるごと食べれば1日に必要なカルシウムを摂れるうえに、貧血予防に打ってつけなビタミンB12も含む。さらにセロトニンの分泌作用を整えることで、睡眠不良の改善にも期待できそう。

家庭でどじょうを調理するなら、ぜひ柳川風にトライしたい。食べやすい大きさに切ったどじょうとささがきにしたごぼう、ネギ、三つ葉を甘辛く煮て卵でとじる。親子丼と作り方はほぼ同じで、意外と簡単なのがうれしい。