大石早生やソルダム、貴陽など10以上の品種がある「プラム」。本格的に収穫が始まる6月中旬から10月頃までの間、多種多様な味わいを楽しめる。品種によって糖度や食感、見た目はさまざまだが、上質なものを見分けるポイントは同じ。皮にハリと弾力があり、手に取ると重いものがよい。皮が白い粉がふいた状態になったものは鮮度が高い証だ。

果肉だけでなく皮にも栄養が豊富で、カリウムやリンゴ酸、クエン酸などが豊富。利尿作用や高血圧予防、肝機能を高める効果が期待できる。

生食を堪能したら、プラムをまるごと一つ使い、さっと煮詰めただけのピューレも作りたい。プラムをそのまま水と砂糖でさっと煮る。ジャムのように長時間火にかけず、3〜5分程度、ほろりと形が崩れるくらいまで3〜5分ほど火を通すのがポイントだ。煮詰まる前に火を止めたら粗熱がとれるまで冷ませばできあがり。炭酸水で割ったりヨーグルトにかけたりと、いろんなデザートに重宝する。日持ちはしないが、短時間で作れるので、思い立ったときにぜひお試しあれ。