普段の食卓を少しでも華やかにしたいなら、10月から3月の終わりまでシーズンを迎える大根を。よく見かける真白なものに限らず、大根には彩り豊かな品種がたくさんそろう。
芯が赤くて皮が真っ白など紅芯大根、皮が黒くて芯が真っ白な黒大根などははっきりとした色みがとってもキュート。紅芯大根は中国から輸入された品種で、フルーツのようにカラフル。黒大根はヨーロッパで古くから栽培されている品種。ほかにも真っ赤な赤芯大根、紫の紅しぐれ大根などさまざまだ。いずれも日本ではまだ珍しく、直売所などで多く出回っている。
“彩り大根”を手に入れたら、ぜひとも生食にして、大根の色をアクセントとしたメニューで楽しみたい。いろんな品種をミックスさせた千切り大根のサラダはおもてなしにもぴったり。千切りにした大根とほたての缶詰をほぐしたものを、マヨネーズと醤油で和えるだけ。切り口がきれいなので、ごく薄く輪切りにしていつものグリーンサラダに混ぜても美しい。