疲労回復効果のあるビタミンB1を豊富に含む「豚肉」は、夏バテを感じたときに食べると、みるみる元気に。スタミナをつけたいときはぜひいただきたい。肉全般においても、バランスよく栄養を含むことからヘルシーと言われる豚肉。先述のビタミンB1については含有量が牛肉の約10倍に上るとか。また神経痛をやわらげるビタミンB12や血行促進を促すナイアシンも多く含む。

ダイエット中なら、部位によるカロリーの差も気になるはず。いろんな部位があるが、中でも100g当たりのカロリーが豚バラ肉は豚ヒレ肉の約3倍。こんなに大きな差が出るのは、脂質量の差が大きな理由。だからこそ豚バラはお肉の甘みを豊かに感じられるのだ。あくまで選ぶ基準のひとつとして念頭に置いておきたい。

エネルギーのつくおかずを作るなら、まずは味噌漬けの豚肉を仕込もう。適量のみりんでのばした味噌で2日間ほど豚肉を漬け込む。これだけ時間をかけることで、夏は積極的に摂りたい塩分もチャージ。調理の際には焦げ防止のため味噌をしごいてから、フライパン用のアルミをしいた上で豚肉をじっくり焼くのがコツ。ナスやししとうをシンプルに炒めたものを添えたら完成。ご飯をおかわりせずにはいられない一品だ。