産卵期前の今が旬であるワカサギ。海で成長して河川に上って産卵するものもいるが、淡水でも生きられるため各地の山上湖やため池などに移植されている。ししゃもや白魚のように骨ごと食べられる魚であり、実は魚の中でもっともカルシウム量が多い。1尾あたりに含まれるカルシウム量は約100mg。成人が1日に摂るべきカルシウム推奨量は600mg〜800mgと言われているため、6〜8匹食べれば十分な量が摂取できる。さらに鉄分も豊富なので、特に女性は積極的に食したい。

ワカサギといえば、天ぷら、唐揚げ、フリットといったように揚げるとおいしい魚。水気を拭いたワカサギを、片栗粉と小麦粉(半量ずつ)を冷たいビールで溶いた衣にくぐらせて揚げる。揚げたてはペロッと何尾でもいけそうだ。