メキシカンやイタリアン、スパニッシュ料理に重宝されるハーブ「オレガノ」は、ワイルドな香りを特徴とするシソ科の多年草。開花時に先端のやわらかい部分を刈り取って乾燥させたドライタイプは日本でも輸入ものが多く出回っているが、7月の今の時期は、国内でもフレッシュなオレガノがわずかに収穫されるため、店頭で見つけたらぜひ入手したい。

オレガノはシソ科のハーブの中でも群を抜く香りの強さを持ち、少量でも十分に香味を楽しめる。精油成分には消化の促進や鎮静作用、殺菌、血液の浄化作用などがあるといわれている。

バジルと並んでトマトに合うため、ピザトーストにちらしていつも違う風味を楽しんでみてほしい。また、茹でたての温かなインゲン豆にオレガノをちらして、オリーブオイルと塩でいただけば、シンプルながら味わい深い一品に。