no.04| デニムのエプロン
デザイナーという仕事をしていると「あなたが買うものは、全てどこかのブランド品か、デザイナーが監修したものなんでしょ」なんてそう思われている、、気がする。確かに半分当たってる。というかこの時代、ブランドネームの付いていない物のほうが珍しい。何をどこで買っても、ブランド名やメーカー名、ショップ名がもれなく付いてくる。でもそんな時代だからこそ、ノーブランドの物から良品を見つけるのは、宝探しみたいな楽しさがある。

このデニムのエプロンは、本当にただのエプロン。ブランドの刺繍もない。たしか、近所のホームセンターで見つけて買った、だけど愛用品だ。丈の長いデニム生地は、製作で出る金属の粉や、熱したガラス、陶芸の泥などから服を守ってくれるし、とても堅牢。道具を巻いて持ち出す事もあれば、そのまま料理時にも使う。

宝探しは経験上、ホームセンター、蚤の市、アメリカンビンテージ系かレトロ系の雑貨屋がオススメ。ブランド名は気にせずただ長く愛せそうな物を探せば良い。コツとしては、例えば古いものなら現代ではやらないような細かい装飾の物を探すなど。あとは透明なガラス製品は良いものが多い。ホームセンターは丈夫で工業的な物が多いからブラシや収納が結構良い。
ブランド関係なく生活にフィットしている愛用品はきっとみんなにもあると思う。いつかそんな話を、ぜひ聞かせてもらいたい。