今日は、冬の土用入りの日。ここから約18日間は、寒さが極まり春に向けて場のエネルギーが変換する時期。気力が低下しやすい時期でもあるため、小食を基本に、胃を休めることを心がけるとよい。

秋に種を蒔き、晩秋から春先まで長く楽しむことができる菜の花。蕾をつける前の成長途中の葉は苦味がなく、収穫して青菜として楽しめる。葉がちりめん状に縮れていてだしを含みやすいので、しゃぶしゃぶやおひたし向き。
薹(とう)立ちをして蕾や花がつきはじめると、茎はかたくなり、やがて「苦味」や「えぐみ」を出すようになる。菜の花のおいしさ、そのほろ苦さにある。まだ寒さ際立つ今の時期から食卓に春を運んできてくれる、早春野菜。春じゅうたっぷり味わいたい。

醤油洗いして辛子和えにする、オーソドックスな食べ方がおすすめ。歯ごたえよく茹でて食べやすく切り、水気をしぼった菜の花をほぐしながらボールに入れる。そこに醤油をジャバジャバとふりかけて軽くもむように和え、水気を絞る。少量の醤油と、水で溶いた練がらしをまとわせれば完成。醤油洗いをすると水気も出なくなるので、お弁当にもぴったりである。