アーバン・ガーデナーとして国内外で活躍する SOLSO代表の齊藤太一さんは、常に自動車を10台保有するほどの愛車家だ。最新車からクラシックカーまで、これまで数々の名車を乗り継いできた齊藤さんにとって、BMW i3とはこれまでとは違う感覚値を得た1台だった。
アーバン・ガーデナーという肩書きを持ち、話題の商空間を数多く手がけるなど、国内外で活躍するSOLSO代表の齊藤太一さん。学生の頃にフランク・ロイド・ライトの「落水荘」に感銘を受け建築家を志すも、建築の周囲にある植物や樹木にこそ、深い魅力があることに気づいた。
「日本には西洋から輸入された庭園はあったけど、そこにライフスタイルは全くなかった。だったら自分でやろうと。高校時代から庭の設計をし、上京してすぐに南青山で人気フラワーショップのグリーン部門を立ち上げてから、徐々にやりたいことが形になっていきました」
さらに人が心地よく過ごすためには、人・空間・植物のバランスが重要であるという考えに気づいたことから、2011年にSOLSOを立ち上げた。現在は齊藤さんが考えるアーバン・ガーデニングを多くの人に浸透させるべく、忙しくも充実した日々を送っている。基本的に自分のものは自分で作るが、齊藤さんにとって車は別格な存在だ。
「車だけは作れないんで(笑)。だからこそすごく魅了されて、最新のポルシェからヴィンテージ感のあるレンジローバーまで、どれだけ乗り換えてきたか分からないほどの車好きです」
ガーデニングの仕事を生業にする以上、車体の大きい車を所有することが多いが、自然と向き合う姿勢が変わり始めたこともあり、車に乗るという行為においても、自然を意識する必要性を感じてきたという。家族と都心へ向かう時に活躍するBMW i3は、そんな齊藤さんのマインドにフィットした車だったことが、購入を決定づけた。
「100%電気自動車でありながら、航続距離も比較的長いサスティナブルカー。普段どのような車に乗っても最新の未来を教えてもらう感覚になることがあるが、まさにこれは未来そのもの」。
都市に住まう以上テクノロジーは必須だ。ただ齊藤さんは、人は自然と共生しているという認識を持つことこそが、現代の都市生活において必要だと感じている。