no.17 | Commonのテーブルウェア

こんにちは。いよいよ年末が近づいてきましたが、皆さんはどうお過ごしですか?僕はと言えば、ただでさえ忙しい年の瀬に引っ越しをすることになったので、目が回るような日々を過ごしています。同じように新しい生活の準備で大忙しという人も多いのではないでしょうか?さて、今回は新生活の最初の一枚にぴったりなテーブルウェアを紹介しようと思います。「時間が無くて食器を選ぶ暇もない!」という方の参考になれば幸いです。

こちらは食器メーカー<東京西海株式会社>のテーブルウェアシリーズ〈Common〉です。そのブランド名が示すとおり、どんな場所や空間にも調和する普遍性の高さが特徴となっています。プロダクトデザインを手掛けたのは『ラインの時計』の回でも紹介した角田陽太さんです。

ところで、”最初の食器”に求められる条件とはなんでしょうか?たくさんあると思いますが、絞りに絞って2つだけ挙げるとすれば“シンプルなデザイン”という条件は絶対に外せません。新生活に慣れてくる頃には食器を買い足すことになると思いますが、最初に奇抜な柄で揃えてしまうと組み合わせに困ってしまいますよね。服のコーディネートと一緒で、はじめに買うお皿はできるだけシンプルなものを選ぶべきでしょう。

その点、基本的なテーブルウェアを〈Common〉で揃えていれば安心です。これ以上ないほどシンプルで嫌味のないデザインに仕上がっているので、あとでどんな食器が来ようがすんなり馴染んでくれます。カラーバリエーションも豊富ですが、個人的におすすめなのが定番のホワイトカラー。わずかに青みがかっていて、なんとも言えない色気を感じさせてくれるところが特に気に入っています。

“いつでも購入できる”という条件も、忘れがちですがとても大切なポイントです。家族が増えたり、うっかり割ってしまったりと、色々なタイミングで食器を買い足すことになりますが、そのときに品薄になっていたり廃盤になっていたりしたら……それは悲劇以外のなにものでもありません。その辺りもこの〈Common〉であればバッチリ。日本のメーカーが企画し、日本の工場で生産している製品だから製造体制が安定しており、基本的に欲しいときに欲しいだけ買い求めることができます。以前働いていた職場でこの食器を取り扱っていましたが、数年間で一度も長期欠品したことがなく(人気商品なのにすごいな…)と感心した記憶があります。

〈Common〉が誕生したのは今から4年前の2014年。まだまだ生まれたばかり若いブランドです。ですが、例えばフィンランドの『iittala』のように、いつか日本を代表するテーブルウェアブランドになってくれるのではないかと密かに期待しています。その結果がわかるのはずっと未来のことになりますが、その日を楽しみに待とうと思っている今日この頃です。

Common commontableware.com

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渡辺平日

渡辺平日

雑貨やインテリア、日用品や家具を売ったり買ったりする仕事をしています。健康的で美しく、清らかなプロダクトを愛しています。いつか、百年使っても壊れない丈夫な道具と、百年眺め続けても見飽きない調度品を取り扱うお店を開きたいと思っています。

Twitter:@w_heijitsu