今日は突然だが、猫のいる生活について書いてみたい。
つい先日、うちの家に、猫の赤ちゃんがやってきた。名前はチリという。ニョーヨークにも、日本ほどではないにしろ野良猫がいる。マンハッタンではみたことがないが、クイーンズやブルックリンではたまに見かけることがある。チリは、ブルックリンのはずれの、JFK空港からもほど近い場所からやってきた。兄弟猫といるところを、知人に保護された。まだ子供でシャイだが、だんだんと人に慣れてきて、かわいさ一入(ひとしお)である。何を隠そうぼくは猫アレルギーなのだが、ニョーヨークでは周りに猫のいる家が多く、遊びに行くたびに、猫と暮らす生活のイメージが湧いてきて今にいたる。
そもそもこの都市は、ペットと人間の距離感が日本よりも近いような気がする。犬を連れている人はそこら中にいるし、ペットショップも多い。
いまぼくが働いている会社では、ペットのための保険にも加入させてくれる(笑)。さらには先日のハロウィンでは、近所のTompkison Parkでペットが仮装するイベントまで行われていた。ペットにとっては、何が何だかであろうが、飼い主たちは皆自慢げである。ぼくもチリを飼い始めてから、オフィスのネコ友と写真を見せあったり、不在時の猫のお世話を近所の友人と交換でしたりしている。
ペットを介したこのようなコミュニケーションというのは、ペットを持つことのおまけであるかもしれないが、都市生活を豊かにする大きな要因になりえる気がした。