南インドやスリランカの料理に欠かせないハーブといえば、「カレーリーフ」。滋養強壮や消化促進、解熱作用などの効能がある。香りを楽しむなら、冷凍のフレッシュハーブをインターネットで購入するか、家庭栽培にトライするのがおすすめだ。

日当りがよく高温多湿の環境に適しているが、真夏や真冬などの気温の極端な変化には耐えられないので、こまめな管理がマスト。また水はけのよい肥沃な土壌を好むので、赤玉土やバーミキュライトなどの排水のよい土や腐葉土やピートモスなどの腐植性の土のミックスを使いたい。

調理では、油を使うときに香りをうつすイメージで生葉を加えて、食前に取り出すのが基本。独特な香りなので、数枚使うだけでも料理の風味が大きく変わるはず。カレーを仕込むときに活用してみては? シーフードや野菜などの具材をマスタードシードや油などで炒めて、パチパチと音が立った頃にカレーリーフを投入。スープカレーやココナッツベースにするのが夏の気分。