夏は、カレー粉を使ったスパイシーな料理が恋しくなるもの。土用の間に黄色いものを食べれば身体にとって良質なエネルギーになるともいわれる。カレー塩はとうもろこしのかき揚げやオクラのフリット、オニオンリングフライなど夏野菜の揚げ物と相性抜群。
黒みがかった「茄子」は、土用のうちに積極的に食べたい食材の一つ。近年さまざまな品種の茄子が栽培されているが、使い勝手がいいのは千両茄子。土用にはシンプルに焼き茄子にして、素材そのものの味や食感を楽しみたい。
“飲む点滴”として近年人気の「甘酒」は、夏の季語である。遡ること江戸時代、夏の時期には夜になると、てんびんをかかえた甘酒売りが町を練り歩いたという。スムージーや煮物に入れれば、夏バテ対策にも欠かせないアミノ酸がしっかり摂れる。
土用の丑の日、今年はあえてどじょうを楽しんでみては? 丑の日と鰻が結びつけられる理由としては、“う”の付くものを食べるべしという説や、黒い色素の食べ物を食べれば酷暑に負けないという説などさまざま。どじょうも夏の土用にぴったりなのだ。家庭でどじょうを調理するなら、ぜひ柳川風にトライしてみよう。
東南アジアのグルメに欠かせないハーブといえば、「レモングラス」。香りは消化不良に働きかけるうえ、胃痛をやわらげる効能も。レモングラスと一緒に炊いた米で、エスニックご飯を楽しもう。
7月下旬から8月にかけて旬をむかえる「青柚子」は、青みがかった未熟果の柚子のこと。糖分が少なく、酸味と香りがきりっと際立つ。稲荷寿司の酢飯に混ぜ込めば、暑い日もさっぱりと食べられる。
運動量が少ないために脂肪分が多く、身に脂がのっており、夏の鮮魚の代表格でもある「太刀魚」。国産では供給量が追いつかず、近年東南アジアから輸入したものも増えているほど人気だ。シンプルな塩焼きや、ピリ辛煮にしてご飯のお供に。
褐色の果皮と真っ白な果皮のコントラストもユニークな「モーウイ」は、沖縄の伝統野菜の一つ。水分が90%以上なので、汗をたくさんかいた日にはたっぷりといただきたい。レモン汁と和えるなどさっぱりとした風味を生かした一品で味わいたい。