初夏から夏が産卵期である「鱧(ハモ)」は、“梅雨の水を飲んでおいしくなる”とも言われ、身が肥えた産卵前の6月〜7月が旬の時期だ。海がなく魚が手に入りにくい京都まで生きたまま運ぶことができたほど生命力の強い魚で、京料理に欠かせない夏の魚である。
天然生ウニの旬は、身入りが良く味がのってくる6月中旬〜8月初旬ころだといわれている。夏にさっぱり食すなら、冷製茶碗蒸しとともに。または、トマトパスタにしても絶品で、冷えたスパークリングワインとのペアリングが最高である。
ごろりと大きく肉厚な果肉で、食べ応えのあるアメリカンチェリー。国産のさくらんぼと旬の時期は同じで、5月から7月頃。日持ちもするうえにお財布にやさしいので、旬のうちにたっぷりと味わいたい。ジャム作りでは、レモンなどで酸味をプラスするのがおいしく仕上げるコツ。
ひらまさやブリと並んで“ブリ御三家”と呼ばれる「かんぱち」。6月頃から11月頃までは天然ものが手に入る。アルコールを分解し二日酔いにも効くナイアシンを含むため、お酒のつまみにもぴったり。ワインなどの洋酒と相性の良いカルパッチョや、南米でおなじみのセビーチェで爽やかに。
夜行性で昼間は海底の穴にひっそり姿を消す、“あなごもり”の姿が名の由来といわれる「穴子」。脂分の少ない夏が旬とされるが、脂の多い10月から12月を旬として好む人も多い。今の時期には、店頭でよく見かける煮穴子をあしらったちらし寿司でさっぱりと。
うだるような暑さで身体の不調を感じたときには、積極的に取り入れたい薬味の一つ「みょうが」。今の時期に採れるものはやや小ぶりで繊細な味わいが特徴。これからの時期は、さっぱりと甘酢漬けに。
トロピカルな「ゴールドキウイ」は、ジューシーで濃厚な甘みがたまらない。糖度が高く、加熱しても色あせないので、美しい黄金色のジャムができる。この時期に出回るプラムとは相性抜群なので、一緒に煮るのも良い。
二十四節気の一つである“芒種”。この時期、梅の実が熟し黄色に色づき始めれば、梅雨入りはまもなく……と古来から人々は予期したそうだ。心身のコンディションも乱れがちになる芒種には、疲労回復効果のあるクエン酸が豊富な梅でリフレッシュしよう。