「ヴォワザン計画」図面の前 のル・コルビュジエ 1926年 ©FLC 撮影:今井兼次

2016年に世界文化遺産に登録された国立西洋美術館の開館60周年を記念して、2月19日(火)から5月19日(日)までの3ヶ月間にわたり開催される『ル・コルビュジエ 絵画から建築へーピュリスムの時代』。本展覧会は、ル・コルビュジエ(1887-1965)が芸術の中心地パリで「ピュリスム(純粋主義)」の運動を推進した時代に焦点を当て、彼の多方面にわたった活動を紹介している。


シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジエ)《多数のオブジェのある静物》1923年 油彩、カンヴァス 114×146cm
パリ、ル・コルビュジエ財団 ©FLC/ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 B0365


パリ、ジャコブ通りの自宅におけるル・コルビュジエ と《多数のオブジェある静物》(部分) 1923年
パリ、ル・コルビュジエ財団 ©FLC/ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 B0365

フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと並び、近代建築の三大巨匠のひとりに数えられているル・コルビュジエ。建築家としてのイメージが強いが、彼は絵画から建築、都市計画、インテリア・デザインまで、広い領域にわたり活動し、「近代の精神」の実現をめざしていた。今回の展覧会では、同時代の優れた芸術家やデザイナーとの協働によるル・コルビュジエの広範な業績を、全体で捉えることができる内容となっている。


ル・コルビュジエ 「エスプリ・ヌーヴォー館 」(1925年)Musée des Arts Décoratifs, Paris ©MAD, Paris


シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ (ル・コルビュジエ)《エスプリ・ヌーヴォー館の静物》 1924年 油彩、カンヴァス 81×100cm
パリ、ル・コルビュジエ財団 ©FLC/ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 B0365

“絵画から建築へ”と展覧会のタイトルにも表されている通り、ル・コルビュジエと彼と同時代の作家の美術作品約100点に、建築模型、出版物、映像など多数の資料を加えて構成されている。また、彼が大きく影響を受けた1920年代パリの美術界の芸術家たちの作品も登場する。キュビスムを代表するパブロ・ピカソなど、近代美術の巨匠たちとのコラボレーションも見所の1つ。


シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ (ル・コルビュジエ)《開いた本、パイプ、グラス、マッチ箱のある静物》 1918年頃 鉛筆・グアッシュ、紙 37.5×53.5cm
パリ、ル・コルビュジエ財団 ©FLC/ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 B0365


フェルナン・レジェ《サイフォン》1924年 油彩、カンヴァス 64.8×45.7cm バッファロー、オルブライト =ノックス美術館
Collection Albright-Knox Art Gallery, Buffalo, New York. Gift of Mr. and Mrs. Gordon Bunshaft, 1977 (1977:29) Image courtesy of the Albright-Knox Art Gallery

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PERFECT DAY 05