アルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナーと並ぶデンマークの代表的なデザイナーとして根強いファンを持つフィン・ユール。『家具の彫刻家』とも呼ばれる彼の作品は彫刻作品を思わせるような形態とディティールが美しい。

日本アルプスに囲まれた谷にある長野県白馬村。スキーの観光地として有名な白馬の麓にある〈ハウス・オブ・フィン・ユール白馬〉では、フィン・ユール家具とともに過ごすことができる。築40年のペンションを改築し、2017年にオープンした同ホテルはフィン・ユール家具と白馬の自然との調和を堪能することができる日本唯一のホテル。



客室、ダイニングホール、共有ラウンジエリア、バーで構成され、全館内にはフィン・ユールのデザインした家具が配置されている。また、全6室の客室はそれぞれ異なったデザインの家具がコーディネートされているので、どのデザインの部屋に泊まるのか選ぶのも楽しみのひとつだろう。

家具の魅力は、生活の中にあってこそ発揮されるというもの。フィン・ユールの椅子フィン・ユールの椅子に実際に腰掛け、ゆっくりと過ごす時間は格別のひと時となるはずだ。


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ハウス・オブ・フィン・ユール白馬
長野県北安曇郡白馬村北城3020-281
houseoffinnjuhlhakuba.com