“ゆきのした”の別名をもつえのきだけは、肌寒い秋から本格的な冬にかけてシーズンを迎えるきのこ。店頭でおいしいものを見分けるには、カサと軸にご注目。色みが白く、ピンとしたハリがあるものほど質がよいといわれている。

きのこの中でもビタミンB1の含有量が多いほか、神経の鎮静作用や血圧の安定作用のあるギャバやカリウムも豊富。加熱しすぎると損なわれるので、さっと調理するのがポイント。

自家製なめたけを仕込んでおくと、ご飯のおともやおかずのアクセントに重宝する。石突き(根元)を切り落としてから、2㎝程に刻んでほぐし、醤油・酒・みりんで粘りが出るまで煮詰めれば完成。みりんはほんの少しにして甘さ控えめに仕上げるのがおすすめ。スクランブルエッグにのせたり、納豆に混ぜ合せるのもおいしい。