冬の収穫に向けて、8月中旬から種まきが始まる大根。1か月後にあたる9月には葉がふさふさと茂り始める。そして本格的な収穫期にを迎えると葉の歯ざわりが固くなるが、今の時期はやわらかくて食べ時なのである。スーパーなどではなかなか見かけないが、9〜10月では直売所などで並ぶことも。見つけたらぜひ手に入れよう。

栄養面を比較すると、白い根の部分以上に、実は葉の方がヘルシー。新陳代謝を高めて皮膚や粘膜の乾燥を防ぐといわれるビタミンAに変換されるβカロテンや美肌に欠かせないビタミンC、カルシウムや鉄分も豊富。余すこと無く摂取したい。

濃厚な香りとほろ苦さも感じられる大根の葉は、いつもの味噌汁に刻んで入れるだけでもしみじみおいしい。またはさっぱり食べられるお浸しに。湯がいて水気を切って刻んだら、おかか醤油で和えるだけ。ちぎった海苔やごまを加えるとより風味が増す。またはしらすを加えて新米のお供にも。