一年中出回る生姜(ヒネショウガ)と比べると、穏やかな香りでみずみずしい味わいの「新生姜」。本来の旬は秋だが、暑い時期に需要があることからか、ハウス栽培物は今の時期に盛んに出荷される。

ほんのりピンクの色合いが、食卓に彩りを添えてくれる新生姜は、食べると身体をぽかぽか温めてくれ、夏でも冷え性に悩む女性にとって強い味方だ。辛味の強い生姜に比べても食べやすい。マイルドな風味を味わうなら、大ぶりにスライスして食べるのがおすすめ。歯ざわりの良さとやわらかな香りを存分に堪能できる。

自宅で甘酢漬けするときは、サイコロ状にカットすると、しゃりっと爽やかな食感に。刻んで酢飯に混ぜるのもまた良し。また、豚肉の生姜焼きを作るときにも、厚切りにした新生姜を使用すると、独特の歯ざわりにやみつきになるはず。