トロピカルな「ゴールドキウイ」は、ジューシーで濃厚な甘みがたまらない。ビタミンCの宝庫でもあり、1個食べれば1日に必要な量のビタミンCが摂れてしまうほど。ほかにも、お通じを整える食物繊維、体内の活性酸素を減らすビタミンE、タンパク質を分解する酵素などがたっぷり含まれる。

糖度が高く産毛がないことから、グリーンキウイに比べると、傷がつきやすく日持ちもしない。しかし加熱しても色あせないので、美しい黄金色のジャムができる。この時期に出回るプラムとは相性抜群なので、一緒に煮るのも良い。

アメリカ南部の定番焼き菓子であるコブラーにしてもおいしい。コブラーとは、旬のフルーツの上にビスケット生地をラフにのせて、オーブンで焼いたもの。たっぷりのゴールドキウイに甘いビスケットをのせて加熱したあと、さらにアイスクリームを添えていただく。とろーりサクサクの食感がくせになる一品だ。