確かな技術による上質さと、今っぽいカジュアル感。普段のコーディネートに合わせやすいクチュール・ハットは、唯一無二の個性を醸し出す。

帽子のオートクチュールといわれる「オートモード」とは、採寸から型を起こし、すべてハンドメイドという伝統的な技法。そんなオートモードのハットで評判なのが、KAMILAVKA(カミラフカ)。帽子デザイナーの第一人者である平田暁夫に師事した古澤正和が手がける帽子ブランドで、2014年に誕生。コンセプトは、“帽子がもつこれまでの形式や概念にとらわれない、豊かな価値を創造していくこれからの帽子”。クチュール・ハットといえば、フォーマルでかしこまったイメージだが、それをカジュアルなデザインに落とし込むことで、普段のスタイルに取り入れやすくしている。

ブランド名のKAMILAVKAは、キリスト教・正教会の司祭などが着用する円柱形の帽子のことで、インスピレーションを得た帽子は、ブランドのアイコンにもなっている。どのハットも他にはない独特の世界観が際立つので、シンプルな服に合わせれば、一瞬で個性的な印象に変わる。また、帽子ケースは、ストラップを付けておしゃれなバッグとして楽しむこともできる。クチュール・ハットの自由なクリエーションは、新しいスタイルを叶えてくれるはずだ。

ハット¥17,000、ハットバッグ¥27,000/パノラマ☎︎03-3400-0300(KAMILAVKA)
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