煮干しとは、その名の通り小魚を塩茹でして干したもの。日本農林規格(JAS)によれば、水分が18%以下であるものと定義されているという。魚の種類は、まいわし、かたくちいわし、うるめいわし、いかなご、あじなどさまざまだが、最も生産量や流通量が多いのは、かたくちいわしを原料としたもの。一般的に煮干しといえばこれを指す。

折しも明後日3日は節分。鰯を食すことは「陰の気を消す」また「魔除け」の意味合いを持つため、豆まき用の大豆と一緒に用意してみてはいかがだろう。

臭みのない新鮮な煮干しは出汁としてはもちろんだが、具材にしてもおいしい。生のくるみと一緒に天板に並べて130度のオーブンで10〜15分ローストしたものを、ざく切りにした小松菜とごま油、醤油で和えればカルシウムたっぷりのサラダが完成する。