庭の一角やプランターに植えておきたいハーブの筆頭、ローズマリー。なるべく大きな株で購入すればすぐにたっぷりと使え、常緑低木なので冬場も収穫が楽しめる。数年もすればわりと大きな株に成長する、育て甲斐のあるハーブである。

西洋では古代より記憶や思い出の象徴とされ、すがすがしい香りを放つ。精油の効能は集中力の向上、覚醒など。なにか集中して作業を進めたいときにはローズマリーの香りを焚くとよい。

そんなローズマリーはローストや煮込みに加えると、食欲をそそる味わいが生まれる。とりわけ鶏肉や豚肉との相性は抜群で、フライドチキンやローストチキンやポークには欠かせない。肉や魚の臭みを抑えつつ酸化も抑制する働きがあるため、調理する前の下処理やマリネに使うことも多い。ドライのものも売られてはいるが、フレッシュなハーブにはとうてい及ばない。だからこそ庭やプランターで大きく育て、惜しみなく料理に使いたい。